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大人ニキビに悩む方に 04

こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。

今日も、大人ニキビに悩む方にのために、ありったけのエネルギーを込めて書きたいと思います。

ニキビが延々と続く生活は、いつまで続くのかもわからず、本当に辛い。そんな辛さが少しでも解決できればと思っています。

前回は、ニキビを防ぐには、実は

・油を気にするより角質ケアが非常に大切
・でも無理なやり方だと逆効果
・お肌を整えることで徐々にいらない角質を減らして、つるつるのお肌にする
・そのためには、お肌を柔らかくして角質が取れやすくなるスキンケアオイルを使った、具体的な方法に

ついてご紹介しました。前置きが長いわりには、単純な方法だったと思います。スキンケアというのは、毎日の習慣。複雑だったり、無理やりだったりは続かないのです。シンプルで効果的なケア、これが最強だと思っています。

だから、ミロビーナがここで書くことは、理屈はちょっと難しくても行うことは単純。

さて、01~03回目までで、ニキビの仕組みと、これまでのニキビケアでは、何がよくて何が悪かったかも分かったところで、最後にできてしまった真っ赤なニキビをどうしたら早く治せるかについて、お話ししたいと思います。

前にも書いたように、ニキビとは、古い角質が毛穴を塞ぐところから始まり、毛穴に出口のない皮脂が溜まります。

普段は悪さをしない常在菌のアクネ菌は、皮脂が大好き、並びに空気のないところが大好きなため、詰まった毛穴の中で大増殖してしまい、結果、体が免疫反応として炎症を起こして、発生するものです。

赤くなるだけでなく、白く膿が溜まっているのは、免疫機能の一つ、白血球がアクネ菌と戦った死骸。私たちの見えないところで、そんな壮絶な戦いが繰り広げられているのですね!

ということで、ニキビを治しているのは、私たちの自然治癒力。免疫が頑張ってくれ、最後に勝利を収めると・・・無事治ります。また、アクネ菌より免疫のほうが強い時は、何もせずともすぐに治ります。

ついつい思い違いをしてしまいがちなのですが、以前風邪ケアの所でも書いたように、病気を治すのは薬ではなく、私たちの自然治癒力。私もそれを知ってはいても、イメージは薬が治してくれる気がしますが、本当は違うのです。

薬を飲んだり塗ったら治った!というのは、実は薬の効果が、自然治癒力を後押しし、最後は体が頑張ってくれた結果。

ニキビとは、ばい菌と戦っている戦場!ばい菌から体を守るのは免疫。

ということが分かったところで、

・免疫の働きをサポートするために、増えすぎてしまったアクネ菌の数を減らすお手伝いをし、
・不必要な炎症部分を、早く鎮める

この二つのケアを同時に行うと治りが早まります。

ニキビ治療薬といわれるものの多くは、

・硫黄などで患部を乾かし(その方法はいいと思えないのですが)、
・殺菌剤でアクネ菌を殺し、
・消炎作用のある薬剤で炎症を鎮める

そんな働きをするものが多いと思います。

いかにも理にかなっていますが、副作用があるのが薬。使い方に注意しないと、お肌を乾かしすぎて、ニキビができやすい肌質してしまう可能性が。また、お肌の常在菌バランスも崩してしまいがち。

もちろん、ニキビ治療薬を使うのもいいのですが、このブログを読んでいらっしゃるという事は、それでは効かなかった方かなと思います。

まず、アクネ菌ですが、アクネ菌は基本的には常在菌ですから、普段はお肌に大切な働きをしてくれます。だから、全部殺してしまうと後々お肌が乾燥しやすくなって、またニキビが再発してしまったり、乾燥肌が進み、シワやシミができてしまったり、お肌の再生がうまくいかずにニキビ跡ができやすくなったりします。

なので、理想は増えすぎてしまったアクネ菌は、ちょうどいい数にまで減らしてあげること。つまり、暴走したアクネ菌の鎮静、数のコントロールが重要なのです。残念ながら、人が人工的に作った薬では、そんな神業は不可能。

ですが、植物にはその神業が備わっています。私がアロマテラピーにはまったのは、こうした数々の植物の神業に感動したから!いつか書いてみたいと思っていますが、本当に植物というのは賢くて、知能があるんじゃないかと思うほどです。

そんな植物は、敵(ウイルスなど)が迫っても逃げることができないため、非常に優れた殺菌、抗菌のシステムを持っています。特にハーブと呼ばれるものには、そうした抗菌、殺菌力に優れたものが多く、アクネ菌のコントロールに最適です。

植物の持つ殺菌、抗菌力は薬と違い、不要な菌だけ殺菌し、必要な菌や必要なバランスに整えることができます。

なぜなら、自然界において殺菌する必要があるのは、自分たちに良いことをしてくれる常在菌ではなく、攻撃を仕掛けてくる悪い菌だけ。又はアクネ菌のように、普段はいいことをしてくれるが、増えすぎて悪さをしそうなときだけなのです。

この神業を、人工物である薬では今のところできないので、ニキビケアにはニキビ治療薬より、アロマの力を借りたほうが賢明です。

代表的な殺菌効果に優れ、なおかつ、炎症を起こして敏感になったお肌を刺激せず、しかも、炎症を鎮める効果のあるハーブ、アロマとしては

ティートリーがあります。

と、続きはまたまた次回に!

今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ではまた。

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