こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。
ここ川越にて開催された、第12回川越まちゼミに参加し、そこでお話しした内容を、生徒さんのお話も交えてお伝えしたいと思います!
今回のテーマは「魅力的なつや肌作る、シンプル美肌術」13:00~15:00のコース。
JR川越線笠幡駅から、徒歩3分のところにある、美ナチュラルのショップ、
「ナチュラルショップBeena」にて行いました。
ということで、スキンケア講座、今回が最終回となっております!
<こちら4連載になってます!>
川越まちゼミ 魅力的なつや肌作る、シンプル美肌術-序幕
川越まちゼミ 魅力的なつや肌作る、シンプル美肌術-01
川越まちゼミ 魅力的なつや肌作る、シンプル美肌術-02
川越まちゼミ 魅力的なつや肌作る、シンプル美肌術-03
4.選ぶべきスキンケア製品
<チェックポイント>
・毎日のこと。長期間使っても大丈夫かを検証。
→ コツ:ノンケミカルで、100%ナチュラル天然成分由来なものを選ぶこと
便利なケミカル成分たち。繊細な日本人は、使用感が悪いとそれだけで買わないので、使用感をよくする化学成分を使い、使いやすくしお客様の期待に応えています。肌への悪影響が少ないものを使ってくれていると思いますが、これを10年、20年、50年と使った時の影響については検証の使用もなく、今は、何の保証もありません。それでも毎年、どんどんと新しい成分を生み出し、新製品として登場しています。
もう一つ心配されているのは、これまで自然界になかった成分を、長期間使用することでアレルギーを引き起こす可能性です。
一つの化粧品には多くのケミカル成分が使われていますが、いざアレルギーとなった時には、どれが原因かはっきりと分からず、困る人も多く出るのではいうことが心配です。
逆に自然界の成分だからと言って安全とは言い切れません。
ただ、私たちが化粧品原料として使っている自然原料たちは、これまで、人類の長い歴史の中で、毒性があるもの、刺激性が高いものは排除されてきており、今現在市場に出回っているアロマやハーブのほとんどが毒性や刺激性が少なく、昔から使われてきているのなので、長期使用による安全性において、ケミカル成分と比べ、安心してお使いいただけるものばかりです。
・1か月使って効果を感じられたか?
→ 効果が実感できるスキンケアは世の中に少ない。トータルケアで試すことをおススメ。
ミロビーナでは、化粧品には、効果が実感できるものでなくてはいけないという考えがあります。
ただ、世の中には効果を感じられない化粧品のほうが圧倒的に多く存在しています。
化粧品は薬機法で、「穏やかな効能があるもの」でなくてはならないとされています。つまり、「シミが消える」「たるみがなくなる」「しわがなくなる」といった効果があってはいけないことになっています。
それは、副作用を防ぐためです。
ケミカル成分や薬は、はっきりした鋭い効果があると同時に、必ず副作用が伴います。薬機法での効果のくだりは、化粧品には合成成分が使われる前提ではないかと思います。
そのため現在では、効果が少なく、使っても効果を感じられない化粧品でも問題なく、オーガニックのスキンケアでさえ、効果を感じられないものが大量に出回っています。
もう一つ、スキンケアでお肌がみるみるキレイになったというほどの効果を出すのは、非常にハードルが高いことです。
有益な成分が多い植物原料の確保、最上級の原料(成分量が多い)、製造工程の丁寧さ(成分が壊れない)と、コストとの兼ね合い、原料の精製をどうするか(安全性と効果の見極め)、などができているものでなくてはなりません。
大量生産をするには、手作業で丁寧に行うことは不可能なので機械に頼ることになりますが、植物原料はデリケートで、機械で一律に作っているうちに大切な成分が壊れてしまいがちです。
なので、一番理想的で、なおかつ植物の良さをそのまま生かすには、人の手と目による丁寧な製造である必要が出てきます。あるいは、機械を使うにしても手作業にそれに準ずる、高いテクニックが必要です。
例えば、アロマを使った製品では、まったく同じ原料を同じ比率でブレンドする場合でも、製造する窯の大きさで香りやテクスチャーが変わってきます。それほど、植物原料を使う場合は、知識と経験が必要になってくるのです。
そして、丁寧に作れば作るほど、手間と人件費がかさみ、結果、製品の値段を高くしなくてはなりません。ナチュラルで手作り製品が、値段が高いのは効果もさることながら、こうして手間をかけた製品づくりを行っていることにもよります。
最後に、原料の精製についてですが、やはり原料が濃ければ濃いほど効果が高くなりますが、デリケートなお肌には耐えられない割合も高まります。
他にも、保存性が問題になる場合があります。例えばシアバターのように、無精製の場合は非常に素晴らしい効果を発揮してくれますが、その代わり腐りやすくなってしまいます。
栄養価が高いと腐りやすい原料は、栄養成分をある程度抜いて、効果をマイルドにしつつ、腐りにくくして安全性を高める工程を加えています。なので、やっぱり効果は実感しにくくなってしまいます。
そのため、原料をどの程度精製するのか、腐りにくくするにはどうした良いのか、ということも、自然原料を化粧品に使う場合重要になってきます。
よく、ホホバオイルやセサミオイルでも、黄金色で色が濃いものと、透明で色のないものがありますが、これは精製の差によるものです。
当然、透明なものは効果が少なく、色の濃いオイルのほうは効果が高いということになります。
<代表的なケミカル成分>
ケミカル成分には、たくさんの種類がありますが、特に気を付けていただきたい物をピックアップしましたので、参考にしてみてください。
合成界面活性剤 ほとんどすべての化粧品、メイクに使用されている。
メリット:水と油をキレイに混ぜる。汚れを水に溶かし移すことで洗剤に使われている。安価
デメリット1:タンパク質を溶かすため、長期使用で肌のバリア機能、保水機能が失われる
→乾燥肌の多くは、合成界面活性剤入りの化粧品により作られている
デメリット2:体の奥まで入りこみやすい。ほとんど分解できないので皮膚、体内に溜まる
デメリット3:成分分解しないため、川と海を汚し、生物への悪影響がある
× 洗い流せるクレンジング、ふき取りタイプのクレンジング(合成成分使用)
× 洗顔フォーム、液体洗顔料、泡の洗顔フォーム、石鹸の洗顔フォーム(合成成分使用)
〇 固形石鹸(100%ナチュラル)
△ 石鹸の洗顔フォーム(100%ナチュラル)、パウダー洗顔料(100%ナチュラル)
△ 石鹸のリキッド洗顔料((100%ナチュラル)
防腐剤 ほとんどすべての化粧品、メイクに使用されている。
作用:高い殺菌効果。皮膚刺激が少ないといわれているパラペンが有名
デメリット1:紫外線に当たると、シミの原因になるというデータがある
デメリット2:常在菌(善玉菌)と悪玉菌の区別がつかない。
長期使用で、お肌が弱り、ニキビ、湿疹も。乾燥、老化が進みやすくなる。
使用感改善 ちょっとケミカル成分入れれば、理想の使用感に。
お客様はわがままということで、快適な使用感にするために、人類がこれまで経験のない新しいケミカル成分がどんどん開発され、どんどん化粧品に使われています。将来どんな影響があるかのデータは皆無。
(政治的問題)海外で禁止されている毒性のある成分も、日本ではそのまま使われていること多数。
⇒ 長期間使用するには怖すぎる。ファンデーションはケミカル成分が多く使われている。
ミネラルファンデも同じ。ノーファンデ生活が理想的
いかがでしたでしょうか?
2時間の予定だったまちゼミ。この内容を全部お話したら、かなりの延長をしてしまいました!
今回、はじめて実際にスキンケアをやっていただいたこと。なるべく、すっぴんで来ていただけるようにお願いしていたのですが、皆さん、恥ずかしがりながらもすっぴんで来ていただけたので、スムースに進めることができました。
私の感想としては、どの方も、キレイになるためにいろいろと気を付けて、努力していらっしゃるということ。
その努力が、お肌にとっては好ましくない方法のことも多く、このスキンケア実践編は、これからも続けたいなと思いました。
化粧水のつけ方や付ける量、クリームやオイルのなじませ方、洗顔の時のお湯の温度やお肌へのタッチの仕方など、どれもちょっとしたことなのですが、毎日行うことでもあり、お肌への影響は少なくありません。
スキンケアは毎日の積み重ね。お肌が喜ぶ方法で、お肌に必要なことだけを行うテクニックを身に着けていただけたなら嬉しく思います。
ということで、次回、夏の川越まちゼミでも、またお会いしましょう!