こんにちは!美ナチュラル代表の木川です。
急に寒くなりましたね~。う~、ぶるるっ
ちょっと早いかな~と思いつつ、今日から、セーターを着て、ズボンもあったかい分厚いのを履き始めました。こんなんじゃ、冬になったらどうなっちゃうんだろ~と、不安もありますが、多分、だんだん寒さに慣れてくれば、大丈夫になるんだろうと思ってます。
慣れるといえば、今まで洗顔フォームなどで顔を洗っていた方が、慣れない石鹸洗顔に変えると、あまりに洗浄力が高くて不安になったり、石鹸で顔を洗うと突っ張って大変になるんでしょ・・・と心配している方、たくさんいらっしゃると思います。
純石鹸での洗顔は、これまで長年悩んでいたお肌のいろんな悩みを解消する、スキンケアの基本。とても大切なものです。洗顔を変えないと、お肌はなかなかキレイになってくれません。
今回は、石鹸に対する誤解や偏見をが少しでも少なくなってもらえたなと願いつつ、洗顔後のツッパリ感に的を絞って、私の体験も交えて書いてみたいと思います。
私は、石鹸で洗顔をするようになる前は、元美容部員だったこともあり、ケミカルコスメを色々と試しながら、トラブルばかりでくすんで汚いお肌を何とかしたくて、一生懸命スキンケアコスメを探しまわっていました。
当時は、ロフトのコスメコーナーに、何時間も入り浸ってはあれこれ買ってみたり、都心の百貨店の化粧品コーナーにしょっちゅうお邪魔しては、相談に乗ってくれる美容部員さんに進められるままに、高級スキンケアもたくさん使ってきました。
収入の多くを、ここに費やしていましたよね・・・だって、鏡を見る自分はいつも汚くて、どうしても、キレイになりたかったんです!
その、コスメジプシー生活の中で、当時ほとんど使ってこなかったのが、ナチュラルな石鹸。どこのブランドも、洗顔は洗顔フォームや、洗顔リキッド、ある海外ブランドはなんとクレンジングミルクで顔をキレイにしてました!
洗いあがりはどれもマイルドで、お肌がキューっとなったり、パリパリっとなるものはイタリアのあるブランドのもの以外、まったくありませんでした。
そんな、筋金入り、洗顔フォーム育ちの当時の私のお肌。
ある日、ある人からモニターをお願いされて、初めて石鹸で顔を洗ってみたら、いろんな意味で驚きの結果に!
1)洗顔後の顔が、怖いほど突っ張る~~~
それまで経験したことがないくらいの強烈なツッパリ感。驚きました・・・本当に大丈夫なのと不安も。当時30歳。
2)お肌がまるで別人というくらい、真っ白に!
それでも使い続けようと思ったのには、理由がありました。
鏡を見て、驚愕しました。それまでの私ではないくらい、真っ白に洗いあがっていのです!
今まで、超丁寧にたっぷりと泡立てた泡で、優しく洗ってよくすすぐ。パックだって週に1度は欠かさず行うことで、洗顔では取り切れない汚れもちゃんと取ります。
的な、スキンケアの優等生のような洗顔、お手入れを長年続けて来ていたにも関わらず、私のお肌には汚れがものすごく溜まっていたことが、そこで証明されたのです。
キレイな顔色に励まされて、朝晩石鹸洗顔を続けてはいましたが、相変わらずツッパリ感は強烈・・・(でも、お肌は日に日にすべすべに!)
ところがある日突然、洗顔後の乾燥もツッパリ感も全く感じない、そんな日がやってきました・・・!約3週間かかったと記憶しています。
その日からこれまで、洗顔後のあのびっくりするほどのツッパリ感を感じたことはありません。
前置きが長くなりましたが、石鹸洗顔の後のツッパリ感、極度の乾燥は、
「石鹸の洗浄力が強すぎるから。」
ではありません!
そう勘違いして、石鹸洗顔を諦めてしまうのは本当に残念だし、今後の美肌に、石鹸洗顔は必要不可欠なので、本当のことを知ってもらいたい!
そもそも、お肌の汚れは酸性。
酸性の汚れを、弱酸性の洗顔料で洗っても効果は薄く、汚れは十分に取り切れません。洗顔フォームなど、マイルドな洗顔料はほぼすべて弱酸性。
洗ってもなんだかさっぱりしない、スッキリしないと思いますが、実際汚れは取り切れていないので、センサー機能の高いお肌は「わたし、不快なんですけど!」と、そう伝えてきているのです。
ちなみに、石鹸で顔を洗うとすごくサッパリして気持ちが良いものです。それは、気のせいではなく、「お肌がこれはいい!」と判断してくれているわけなのです。こうした「感性」って、本物を見極めるのにとても大切。
石鹸は弱アルカリ性なので、弱酸性の洗顔フォームに比べて、洗浄力は高い。私たちのお肌は思っている以上に毎日汚れを溜め込んでいます。
特に、都会にお住まいの方は空気が汚れていますから、それが、皮脂などに溶け込んで、キメや毛穴に溜まってしまい、一日の終わりには相当な汚れが。ファンデーションをしているなら、なおさらです。
そんなヘビーな汚れ、、弱酸性の洗顔料を使ってもきちんと取り切れず、お肌をくすませたり、残った汚れのせいでお肌が傷み、老化も進み、だんだん汚くなってしまうのです。
「でも、お肌は弱酸性なのだから、弱アルカリ性は刺激になって良くないのでは?」と思うのは当たり前。でも、大丈夫です(*^^)b
極端なことを言うと、私たちは縄文時代から石鹸というものを使い続けてきています。焚火の炭に油を落とすと化学反応が起きて石鹸成分になり、昔の人もそれを使ってきていました。
そのため、DNAの中に弱アルカリ性成分がお肌の触れても、それを即座に中和する成分を分泌する機能が、私たちには組み込まれているのです!素晴らしい♪
私が最初は突っ張ってしょうがなかったのに、3週間目のある日を境に突然、まったく突っ張らなくなったのは、そのDNAに組み込まれていた機能が回復したから。
野蛮な石鹸洗顔は、昭和生まれの父の専門にしてもらって、女性のデリケートなお肌は、優しい弱酸性洗顔料で洗うことを「乙女のたしなみ」として、信じて来ていたせいで、長年、弱アルカリ性を中和し弱酸性に戻す本来の機能が使われず、弱ってしまっていたのです。
でも、体を守るため、私のDNAは中和機能を3週間で復活させた!自然の摂理、生き物の適応力ってホントにすごいです。
最後にまとめますと、
1)お肌の汚れは酸性。そして私たちのお肌は結構汚れている。だから、弱アルカリ性の石鹸で洗うのが最適。汚れがしっかり取れて、クリアな素肌になれる。
2)石鹸洗顔で突っ張るのは、洗浄力が強すぎるからだけではない。
3)弱酸性化粧品ばかりを使ってきたことで、中和能力が衰えていたから
4)しばらく使い続ければ、ツッパリ感はなくなり使い心地も良くなる
つまり、石鹸洗顔は慣れてしまえば、こっちのもの!
ということで、以上が、石鹸洗顔が怖いなと思っている方への、処方箋でした。
ではまた!