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洗顔は1日2回まで!常在菌を守る美肌習慣

こんにちは。代表の木川です。ミロビーナ最初のブログ、あなた様のいろんなお肌のお悩みや健康のお悩みに、少しでもお役に立てれば嬉しく思います!

ということで、今日は第1回目として、常在菌に焦点を当ててみます。

私はよく、

「ちょっと熱すぎ!」「こすりすぎないで!」「あー、常在菌くんたちがみんな死んじゃうよー」「もう、喉カラカラ・・・」

なんていう風に、もし、お肌がしゃべってくれたら、きっと、いつでも私たちのお肌は美しくいられるはず。つまり、お肌の声に耳を貸すことができるようになれば、お肌は、自然と無理なくきれいになっていけるのです。

そうは言っても、お肌はしゃべってくれません。

自分のお肌なのに、どうしてこんなにシワシワになのか、ニキビが治らないのはどうしてなのか、なかなか分かりませんよね。

でも、なぜそうなっているのかについては、必ず原因があります。中でも、お肌が喜ばないスキンケアを続けている場合がとても多く、お肌がホッとできるお手入れのコツを知ったり、使っている化粧品を変えるだけで、お肌が変わっていった方を、この16年間、たくさん見てきました。

良くあるのが、悩む気持ちが強く、過剰なお手入れをし、そのせいでお肌が悲鳴を上げている方。でも、ご自分ではそのお手入れが良くないことが分かっていない。そうしたケースには、胸が痛くなります。

逆に、あらゆることを試した結果、もう何が良いのか分からなくなり、最後は「シンプルケアが一番に違いない!」と、必要なお手入れをバッサリ辞めて、やはり、すでに傷んでいたお肌がますます無防備な状態になって、傷み、老化が進んでしまう方・・・。

そんなのどちらも残酷すぎます!

と、前置きがだいぶん長くなりましたが、いよいよ常在菌のお話に入ろうと思います。

菌といえば、バイ菌!皮膚病や、ニキビの原因として悪いイメージしかなかったのですが、最近の研究で、私たちには大量の菌と共生していて、健康、病気、美肌、肌荒れなどに関わっていることが、ずいぶんと解明されてきました。

その菌叢は、指紋と同じように一人ひとり違っていて、アトピーの方やしっとりと潤っているお肌の菌叢には、傾向があるのではとも言われてきています。

そんな常在菌には、ご存じ悪玉菌と、善玉菌、そして意外と知られていませんが、日和見菌と、大きく分けて3種類が存在しています。

これが面白くて、悪玉菌、善玉菌は各15%、日和見菌はなんと70%と過半数を超える議席を持っているのです!

これがまた面白くて、まるで人間模様を見ているようなのですが、もし善玉菌が15%を超えた場合、70%と過半数を超えていた日和見菌たちはみんな、善玉菌に協力し、なんと善玉勢が85%以上に!

逆も同じで、悪玉菌が15%以上になると、日和見菌たちは悪玉菌寄りになり、菌叢が一気に悪くなることで、突然、肌の状態が悪化したりするのです。場合によっては、乾燥が激しくなり、鏡を見るとあちこちにしわができているなんていう事も!

悪玉菌で有名なのが、黄色ブドウ球菌。アトピー性皮膚炎や、湿疹でお肌がジュクジュクしている時など、その部分を調べると黄色ブドウ球菌が大量に存在し、自分の免疫力だけでは打ち勝てない状況になっています。

逆に、善玉菌が多いと、お肌は弱酸性を保ち悪い菌の繁殖を防いでくれます。さらに、潤い成分もこの善玉菌が作ってくれるので、お肌はしっとりときめが整った状態に。もちろん、肌荒れもなく好調そのもの。

というくらい、私たちの目には見えないミクロな世界で、菌たちは大きな働きをしているのです。

じゃあ、悪玉菌が増えているときに、殺菌すればいいのかというとそう簡単ではありません。よくある抗菌・殺菌成分の入ったハンドソープなど、これで洗えば確かに菌は死んだり弱ったりしますが、それは同時に善玉菌にもダメージを与えてしまいます。つまり、敵味方なく、総攻撃をしてしまうのです。

もう一つ、ほとんどの化粧品に配合されている、防腐剤のパラペンやメチルパラペンも、良い菌と悪い菌の区別は当然つけることができず、私たちの大切な常在菌を弱らせてしまいます。

では、悪い菌を減らして、善玉菌を優位にするにはどうしたら良いのでしょうか?主に4つの方法があります。

1)ケミカルな防腐剤や、抗菌・殺菌成分の入ったものは使わない。

これは、もう説明したのでお分かりですね。合成の抗菌・殺菌剤には、良い菌も悪い菌も見分けがつかないのです。

次に、
2)抗菌力、殺菌力に優れたハーブやアロマ成分をしっかりと配合したスキンケアを使う。

植物は、バイ菌が襲ってきても逃げることができません。そのため、自らを守るために悪玉菌だけを攻撃する天然成分を生成しているものがたくさんあります。ラベンダー、ティートリー、ユーカリ、月桃などが有名です。それらを配合している、100%ナチュラルなスキンケアが、悪い菌を減らし、良い常在菌を育てるのに役立ちます。

3)洗顔は、1日2回まで。

水で洗顔しても、常在菌は流れて減ります。石鹸などを使うとかなり減ります。が数時間すると、元の菌叢に戻るのが普通。ですが、1日に何回も洗い流したり、石鹸で洗うと菌叢が戻らず、徐々に弱ってしまい、悪玉菌が優位に。やけに敏感肌に傾いていると思ったときは、洗いすぎがないかもチェックしてみて下さい。

4)ヨーグルトパック

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、お肌が喜ぶ常在菌を元気にしてくれ、潤いをアップ!食べても塗ってもいいなんて、すごいですよね。

これからは、目に見えない常在菌、もっともっと大切にしたいですね。

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