こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。
今日は、美ナチュラルという会社が、ミロビーナというブランドを立ち上げるまでのお話をしてみようかなと思います。
長いお話になるかもしれないので、途中で違う内容のお話を挟んでしまうと思いますが、ゴール目指してコツコツ行きたいと思います!
今の美ナチュラルという名前は、2011年に改名した新しい名前。
その前の会社名は、アロマティックライフ木川。
この会社は、私が社長、亡き父が会長という形で立ち上げた会社でして、私には私と同じ肌悩みに苦しんでいる人たちに、キレイになれるスキンケアを知ってほしいという、強烈な気持ちを持って始めたわけですが、
長年勤めていた乳業会社を、ある本人としては悔しい理由でリタイアしていた父は、まだ60代な上、超元気な人で、何もやらない生活というのはちょっと考えられないタイプ。
なので、元々会社経営に携わっていた経験もあり、突拍子もないことばかりする、心配が尽きない可愛い娘と一緒に何かやれるなんて、楽しそう!娘の将来の生活にも役立つはず、だったら、ちょっくらやってみるか!なんて、気持ちで始めたんじゃないかと、今思い返すと想像できます。
また、小さい頃から気が強く、なぜか筋力も強かった私は「女番長」と男子に恐れられ、大人になっても、口の強かった元夫ともバトルを繰り返すような、そんな過剰なエネルギーを、そっちに向けるのもありだなとも、きっと思っていたはずです。一石二鳥どころか三鳥ということでしょうか(笑)
父とは、お店の運営についてはよくバトルしました。バトルの内容といえば、九州男児の父と、そういうのが大嫌いな娘との主導権争い!
「どっちが社長だと思ってんの!?」「親に対してそんな言い方するんじゃない!」といった、まさに公私混同、愛憎入り混じるバトル!今思うと・・・いや、かなりレベルの低いですね・・・(恥)。
そんな父が、なぜか私の名前を社名に入れたほうがインパクトがあるとか、木川は元夫の姓ではありますが、それが入っていたほうが認めてもらいやすいからと強く主張するので、恥ずかしくてあまり乗り気ではなかったのですが、社名に自分の名字を入れたのでした。
私はもともと、大学を卒業後やっていた美容部員をやめてから、アロマテラピーの専門学校に通い、インストラクターをしたり、トリートメントをやったりとこの世界に没頭していた時期がありまして、
お店のオープン当初は特に香りのない石鹸1個の品揃えでしたが、父が、私が考えたいくつかの名前の中から、『アロマティック』の言葉を見て、これからアロマはスキンケアに使うことになるかもしれないから、それが良いんじゃないの?という話をしたような気がします。
お店のオープンは2003年ですが、当時、アロマテラピーを知っている人はほとんどいなかった時代。私もアロマを習う前は、アロマとポプリの違いすら判らなかったくらいです。
思い返すと、父(会長)は、私が家庭より仕事のほうに適正のあることは十分わかっていたようで、当時、化粧品会社をやめて、「アロマの学校に行ってみたいんだけど」と相談したとき、「ひらめいた!」といったような顔をして、
「のりちゃん、それいいよ。ぜひ行きなさい。子どもは見てあげるから」と、ものすごく背中を押されたんですよね。
そういう意味では、人を育てるのが得意だったり、少し先を読む力のある父だったように思います。
そんなこんなで、スーパーぜいたく石鹸というせっけんに出会って会社を起こすことになったわけですが、いざ、ショップ名を決めるという段になって、その時契約に来ていた楽天市場の方に私が冗談で
「この石鹸、魔法みたいに肌がキレイになるからって、知り合いの人が魔法の石鹸って呼んでるんですよ。だから、アロマティックとつなげて、『アロマティックライフ魔法の石鹸』とかってどうですか?」
のようなことを言ったらすごく気に入ってくれて、
「それにしましょう!」と。
「いやいや、ちょっと変じゃないですか?それに大げさに聞こえるかも・・・」と渋る私に
「そのくらいのインパクトがあるほうが、きっといいですよ。それにしましょう、それにしましょう!」と、大賛成されて、ちょっと長いですが、私たちのお店は
「アロマティックライフ魔法の石鹸」と、なんともファンタジックな名称に決まったのでした。
その後、父の予言(?)通り、石鹸以外のナチュラルスキンケア商品に次々と出会い、お陰様で人気を博していきました。
今思うと、それらの良さや特徴を皆さんにちゃんとお伝えするには、やはりアロマの基礎知識がなければできなかったと思います。
何の目的でこのアロマを使っているのか、また、この香りを使っているなら、こういう使い方もできるな、など、自然と分かることができたからです。そうなると、お客様への説明も丁寧に行えます。
だからこの時期、アロマの勉強に没頭できたのは、ある意味とてもラッキーでした。
そんなことで、100%ナチュラルな植物原料を使ったスキンケアが増えて行きましたが、
やはり美容と健康には密接な関わりがあるようで、自然と健康に関係するハーブやハーブサプリ、そして、プロバイオティクスヨーグルトなども取り扱うようになっていきました。
それらは時に、スキンケアよりも人気を博すことも当時はありました。(今は薬機法が厳しくなりほとんど説明することができなくなり、当時の半分以下しか売れていません・・・)
そんな中、ひょんなことから私たちに新しいスタッフが加わります。日本に20年以上も住んでいるオーストラリア人、日本語ペラペラ!会社経営、経理、そして何よりITに抜群に強いフリーランス。
私たちがあまりに素人経理や経営、そしてバトルの内容も公私混同しまくっているのを見かねて、いろいろと意見を言ってきたり、経理を整えてくれたり、自然と徐々に手伝ってくれるようになったのです。
また父も私もIT関係はからっきし。説明を読めば読むほど訳が分からなくなって、ほとほと困っていたのです。
彼が来てから、1台のパソコンに1台のプリンターをつなぐしかできなかった私たちの職場は、1代のプリンターに複数のパソコンがつながれ、データファイルも共有できるようになり、仕事の効率は飛躍的にアップ!
彼は、古すぎて効率が悪くなっていた機器をバンバン買い替えて、保証期間中なら壊れたら何度でも無料で直してもらえばいいと考えていた父との衝突も発生。
基本、おとなしい性格の彼と、気合の入った性格の父ですから、言い合いの後、40代のオーストラリア人の男性ですが、なんと泣きながら帰ってきたことも何度か(!)
そんな彼がある日、
「会社の名前もお店の名前も変えるべき」と、言い出したのです・・・
え、なんで?
ということで、続きは次回に!
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた。