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CBDオイルが世界的に注目されたきっかけ、「てんかん」

こんにちは、ミロビーナの宮崎尚子です。

体内のホメオスタシス(恒常性)を維持するエンドカンナビノイド・システム(ECS)の働きを助け、体の調子を整えるCBD(カンナビジオール)。その存在が世界的に広く知られるようになったのは、2013年のある出来事がきっかけでした。

今回のブログでは、CBDが注目されたきっかけについてご紹介します。

難治てんかんの少女、シャーロットを取り上げたドキュメンタリー番組

1990年代、THC(テトラヒドロカンナビノール)の研究をきっかけにエンドカンナビノイド・システムが発見されたことで、医療大麻の研究が大きく進みましたが、CBDもTHCも、大麻草に含まれる100種類以上ある生理活性物質「カンナビノイド」のひとつですが、THCに比べるとCBDはほとんど注目されない存在でした。

CBDが世界的に知られる存在となったのは、2013年のこと。きっかけは「てんかん」でした。

てんかんは、てんかん発作をくりかえす病気です。てんかん発作とは大脳の神経細胞の過剰な興奮により強い電流が流れて起きるもので、子供から20歳くらいまでに多く発症するといわれていますが、その原因は、まだはっきりと解明されていません。治療には、神経細胞の異常興奮を抑える薬の内服が行われますが、薬の服用ではなかなか治らない「難治てんかん」があります。

この「難治てんかん」のひとつ、「ドラぺ症候群」を患うシャーロット・フィギーというアメリカ・コロラド州に住む少女をとりあげたドキュメンタリー番組「WEED」が2013年に放送になり、全米の注目を集めました。

かつて医療大麻反対派だった医師のサンジェイ・グプタ博士が製作した番組で、何を試してもおさまらなかったてんかん発作が、自家製のCBDオイルによりおさまったという内容に、てんかんを患う子供をもつ親を始め、多くの人が立ち上がり、アメリカの医療大麻合法化の流れを加速させました。

製薬会社が作ったCBDオイルがアメリカで承認、標準治療に

このシャーロットちゃんを取り上げた番組の放送以降、あきらかに「てんかんとCBD」に関する研究が進み、2018年にはGWファーマシューティカルズ社(イギリス)が開発したCBDオイル「エピディオレックス」を、アメリカがてんかんの治療薬として承認したのでした。この承認によって、これまでは代替医療の領域にとどまっていた医療大麻が、病院で提供される標準治療においても使われるようになったのです。

日本でも、厚生労働省が2021年1月から半年間にわたり開催した「大麻等の薬物対策のあり方検討会」において、「CBDを医薬品として認めるかどうか」について議論されています。

2013年からまだ8年ですが、CBDを取り巻く環境は、世界においても日本においても大きく変化していっていますね。これからも注目していきたいと思います!

<参考資料>
=書籍=
「お医者さんがする大麻とCBDの話」正高佑志 著(彩図社)


「CBDのすべて」アイリーン・コニェツニー ローレン・ウィルソン著 三木直子 訳(晶文社)

「症状でわかる こころの病気百科」:保崎秀夫 監修(主婦の友社)

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