ホーム > スキンケア教室 > 化粧品に、ケミカル成分を使いたくない訳-02

化粧品に、ケミカル成分を使いたくない訳-02

こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。

前回は、ケミカル成分を含むコスメを使い続けることで、ただでさえ容赦なく進む老化現象を、悪い意味でサポートしてしまっている人が本当に多くいらっしゃるというお話をしました。

今日は、ケミカル成分をどう考えたらいいのか、をミロビーナ的な視点の解説にチャレンジしてみたいと思いますので、どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。

簡単に言うと、ケミカルな成分というのは、作るほうからしたら本当に便利。使用感を良くするにもとても役立ちます。

化粧品メーカーは、会社ですから、会社を継続するためには利益が必要で、それは美ナチュラルも同じです。

ただ、アプローチの方法が違うのです。一般的な化粧品メーカーの目的は、あなた様のお肌を美しくするためだけ、ではなく、ご要望にお応えして多くの化粧品を売り上げるために、日々情報を集め、開発を進めています。

日本人は繊細。外国の方に比べると使用感をとても気にします。使用感が気に入らないと良い化粧品でも評価が低く売れません。また、低価格を好む傾向が強く、高品質、高サービスを低い金額で得られるべきという気持ちもとりわけ強い傾向にあります

また、ロットによって、柔らかさや、色や香りが違うなんて言うのも絶対にありえないこととして考えていて、そんなことがあれば、クレームの嵐でメーカーは利益を得ることができません。

メーカーは、お客様が欲しがる商品を作るのが使命です。使用感が良く、品質が均一な物を大量生産して、お客様の不安をなくし少しでもたくさん売れるように頑張っているのです。

でも、使用感がよくても効果は・・・なわけですから、CMで使う女優さんを素敵な人にしたり、キャッチコピーや売り出し方に大量に資金をかけたりで、目標額まで売り上げることをしています。

こんなこと、気づいたことありませんか?

いつの間にか、ある製品がなくなっていて、同時に、まったく新しいパッケージと新しい名前の商品が登場する。ほんの少しだけ香料とか、使用感が変わっていて「〇〇誕生」などと言って、大々的にCMが打たれ、ついついそれを見て化粧品カウンターに走ってしまう・・・。みたいな。

何が言いたいのかというと、化粧品を選ぶ際、使用感にこだわるのであれば、残念ながらケミカルコスメを使うしかないという事です。

逆に、自然はとてもすごいものですが、私たちの使用感にまでは気を使ってくれませんが(笑)、私たちの健康やお肌の改善には全面的に協力してくれる存在です。

そして、自然界の原料というのはなに一つとっても、まったく同じにはなりえません。気候、その時の土の状態、微生物のバランスや量、太陽の当たり具合から、どんな親から生まれた種なのか。同じ人間でも、私たちが一人一人違うのと同じですよね。

ですから、範囲はありますが、色や香りが違うのは当たり前で、逆にロットによってそれらが違うという事は、それだけ自然のままに近い状態でお届けしているといこと。

ミロビーナも、もう16年もやっていると、違いに不安を感じた方からのクレーム対応をたくさんしてきました。

一番多いのは、月桃の泉ですかね・・・本当に香りの幅があり、フローラル調のいい香りのこともあれば、これは!?といった、生姜っぽい草のような時もあって。

セサミクリームも、色の違いが大きく、黄色っぽい時があるかと思うと、すごく白かったり。

クレームをいただくとメーカーさんに一応、今回の違いは何が原因だったのか聞いてみるのですが、時期だったり、製造時の温度や湿度だったり、本当にいろいろ。分からないことももちろんあります。

そう、やっぱり自然のものなんですよね。その植物にとって、その時の状態に一番適した、必要な成分が含まれているわけなのですよね。

ただ、こうしたメーカーさんは自然の良さをよく理解しておられ、本当に効果的な化粧品を長年作り続けていらっしゃる、私たちも心から信頼できるメーカー。成分分析も行っていて、基準を下回ったりあまりにアンバランスな場合は販売しない。

実は、ナチュラルコスメを製造するメーカーの多くは、香りや色を何かを足したり(天然原料から作った成分ですが)、抜いたりして、調整していることがよくあります。もちろん、クレームを避けクレーム対応にコストをかけないためです。

でもそれによって、その自然原料は自然界にあったときの最高のバランスを崩すことになりますから、厳密にいうとグレードが落ちてしまい、効果も下がってしまいます。

私も、いろいろな化粧品を試してきましたが、こうして調整しているタイプは使い勝手はいいのですが、どうも効果を感じにくい。売れ行きも、最初は良くても徐々に落ちていくのが常で、ミロビーナのように、効果で売っている店ではあまり育ってくれないのです。

でも、月桃やセサミシリーズを製造しているメーカーさんは、効果を最重視。姿勢が違うのです。これは、大量販売をしないと利益が取れない大手メーカーさんではできないことで、小さいメーカーだからこそできること。

ミロビーナは、小さいですし、効果重視なのでこういったメーカーさんと相性ピッタリ!お付き合いも大切にしています。

ケミカル成分は、便利で安全性が高いとされているものしか認可されませんが、長期使用でどんな影響が出るかは分かっていません。

自然界にないものなので、長く使い続けると、最後は渡したいの遺伝子はこれを異物と認識して、アレルギー反応を起こす可能性があります。香料などはそれを引き起こしやすいことで有名です。

合成界面活性剤にも多くの種類がありますが、もっと直接的に肌を傷め、バリアゾーンを壊していまい、乾燥肌の原因になる事が分かっています。

さらに怖いのは、合成界面活性剤や一部の化学成分は、からの奥深くに入り込みやすく、分解もされないため、蓄積されてしまうという事、特に女性は、子宮にたまりやすいと言われています。

そして、いつも言うように防腐剤は、良い菌も悪い菌も全部殺してしまうため、お肌徐々に弱っていき、敏感肌をつくる原因になってしまいます。

と、とりあえずここでいったんおしまいにしたいと思います。

次回は、良い化粧品を見極めるコツについて、お話ししたいなと思っています。

ということで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

関連記事

コメントする

ja日本語
上部へスクロール