こんにちは、ミロビーナの宮崎尚子です。
みつばちが作り出すプロポリスは抗菌・抗ウイルス作用が高く、健康維持に役立つと世界的に注目されていますが、ミロビーナで販売しているメリージェーン社のCBDドロップスに、プロポリス入りの商品があるのをご存知でしょうか。
「CBDドロップス プロポリスプラス エタノールベース 30%」と
「CBDドロップス プロポリスプラス MCTオイルベース 30%」
の2つは、プロポリスエキスを加えたCBDドロップス(CBDオイル)は、メリージェーン社が日本限定に発売している製品です。
この記事では「天然の抗生物質」とも呼ばれる「プロポリス」について、詳しくご紹介していきます。
あのアリストテレスも注目! 古代ギリシャ、古代ローマで感染症の治療薬に
プロポリスは、みつばちが樹脂にミツロウや唾液などの自らの分泌物を混合して生成する物質です。
みつばちは巣の壁の隙間にプロポリスを塗り、腐敗や微生物の害から巣を守っています。数万匹のミツバチが共同生活をし、暖かく湿度も高い巣にカビが全く生えないのは、プロポリスの抗菌・抗ウイルス作用のおかげです。
こうしたプロポリスの力に人間が着目し、活用し始めたのは、はるか昔、紀元前数百年前のこと。古代エジプトではミイラの腐敗防止に用いられていました。
また古代ギリシャの哲学者アリストテレスが著書「動物誌」の中で、プロポリスについて、皮膚疾患、切り傷、感染症の治療薬として記しているほか、古代ギリシャや古代ローマには、同じようにプロポリスが活用されていた記録が残されています。
そしてヨーロッパや南米などでは、古くからプロポリスを「くすり」として利用し、現在も健康維持に活用しています。
一方、日本でプロポリスが注目されるようになったのは、世界と比べるとごく最近のことです。1985年に開催された第30回国際養蜂会議でプロポリスの有用性について発表されたことがきっかけとなり、一般にもその存在が知られるように。さらに1991年に当時の国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)の研究グループの発表が、プロポリスへの関心をより高めることになりました。
認知症、糖尿病、アレルギーなど、様々な効果に期待
プロポリスは原料となる植物やみつばちの種類の違いから、地域によって成分は変わりますが、主な有用成分は「フラボノイド」と「桂皮酸誘導体」の2つ。あとはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、葉酸などの「ビタミン類」、マグネシウムやカルシウム、鉄、亜鉛といった「ミネラル類」が含まれています。
プロポリスの主成分のひとつ、「フラボノイド」は植物が紫外線や害虫などから身を守るために生成している物質で、強力な抗酸化作用を有しています。もうひとつの主成分、「桂皮酸誘導体」については抗菌作用、抗酸化作用といった有効性が明らかになっています。
※抗酸化作用……活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える力。活性酸素は微量であれば人体に有用に働くが、大量に生成されると細胞などを傷つけ、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こす
現在、プロポリスの人体への有効性としては
・細菌やウイルス、真菌の増殖を抑える
・痛みや腫れ、熱をともなう炎症を抑制し、傷の治りを助ける
という可能性が科学的に示されています。
また近年、進められているプロポリスの研究から以下のような報告がされています。
・神経の修復をうながす(認知症予防への期待)
・糖尿病など生活習慣病の予防
・体脂肪の蓄積を抑制
・花粉症の予防
・アレルギーのかゆみを改善
みつばちが作り出す「天然の抗生物質」プロポリスは、まさに自然の神秘。抗菌・抗ウイルス作用だけでなく、幅広く健康維持に役立つのもうれしいですね。
※プロポリスを使用する際の注意点
もし体に不調が現れた場合はすぐに摂るのをやめて病院へ行くことをおすすめします。特に蜂や蜂製品にアレルギーのある人、気管支喘息の患者さんは使用を控えてください。
<参考資料>
=WEBサイト=
厚生労働省「e-ヘルスネット」
メリージェーン社のプロポリス入りCBDドロップスは、MCTオイルベースとエタノールベースの2種類がありますが、MCTオイルベースのほうがプロポリスの風味をやわらげ、まろやかな味になっていますよ。