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美肌に効く、質のいい石鹸の選び方、4つの条件

こんにちは!ミロビーナ代表、のんこ店長です。

「スキンケアで大切なのは洗顔」という言葉は、美容に興味がある方なら誰でも一度や二度は聞いたことがあると思います。

美肌を保つために、または、今のお悩みを解消して美肌に近づくために一番に知っておくべきなのは、やはり洗顔です。

スキンケアの最初である洗顔を正しく行う事で、その後のスキンケアがキチンと効いてくれるということと、

洗顔というスキンケアのもたらす美肌効果の2つを、洗顔を行う事で得ることができるからです。

ということで、今日は洗顔の主役、洗顔料についてお話しようと思います。

美肌に必要な洗顔料とは?

洗顔料を何にするかを選ぶ際に一番選んで欲しくないのが、一般的に売られている洗顔フォームや、最初から泡が出る便利な洗顔料。

合成界面活性剤が主成分のこの洗顔料では、お肌をキレイにすることは出来ません。

詳しくはまたどこかでお話したいと思いますが、汚れ落ちが不十分なことと、合成成分によりお肌が痛んでしまうことが主な理由です。

そして、環境に非常に悪い影響があります。

合成界面活性剤入りの洗顔料は排水された後、微生物を殺し、また成分分解もされないため永遠に自然界に残ってしまうのです。(私たちのお肌や体内にも蓄積されます)

そこで選ぶべきが、固形石鹸。

天然原料だけで出来た固形石鹸を、選んでいただきたいと思います。

固形石鹸は、植物油と苛性ソーダ(Na ・ナトリウム)を化学反応させて作るのですが、固形石鹸は高い洗浄力あるのに、お肌への悪影響がとても少ないのです。

お肌に悪影響がないと言うことは、川や海に排水されても微生物やその他の生物に負担をかけないと言うことでもあります。

固形石鹸がなぜ、美肌作りのよいのか?

固形石鹸の特徴は、先ほど書いたお肌への悪影響がほぼないということ以外に、高い洗浄力がある点です。

お肌のキメに入り込んだ汚れや、古くなった角質をしっかり取り去ってくれることが、洗顔料に求められる一番重要な役割ですが、このナトリウムと油脂から作られた固形石鹸は、まさに理想的な洗浄力を持ち、お肌をキレイにしてくれるのです。

もう一つは泡切れ。

ボディーソープや洗顔フォームで洗うと、サッパリするまでかなり洗い流さなくてはなりませんよね。

もしくは、いくら洗い流してもヌルヌルした感触が残っていたり・・・。

実はこれはお肌にとても負担をかけますし、敏感肌の方や、皮膚の薄い赤ちゃんやお子さんの場合、とても良くない影響を与えてしまいます。

泡切れが良く、洗浄力が高い。そんな固形石鹸が実は私たちを美肌に導いてくれるキーだったのです。

洗顔で大切な4つの条件

とはいえ、固形石鹸なんて世の中に大量に出回っていますよね。

その中から、「美肌に効く」物を選ぶためには、チェックすべき重要な4つの条件があります。

化学成分が無添加であるのは当然ですが、

先ほどと少しかぶるところもありますが、

  • 泡立ちの良さ
  • 洗浄力が高い
  • 刺激が少ない
  • 泡切れが良い

主にこの4つです。

丁寧に作られた質の良い石鹸というのはこの4つが揃っていることが多いのです。

洗顔で大切な4つ条件・泡立ちの良さ

濃厚な泡がしっかり立つ石鹸は、お肌に物理的な刺激を与えず、お肌を傷めにくいのです。

ただ、少ない石鹸量では、いくらたっぷり泡立てても、石鹸液が薄くなって本末転倒。しっかりした洗浄力が発揮されません。石鹸の使用量は適量を心がけてくださいね。

泡立てと洗浄力について、世間一般では少し誤解があるのですが、泡をよく立てると洗浄力が上がることがあります。

その理由は、小さくなった泡がキメに入り込めるから・・・と思われがちですが、実は少し違っていて、

石鹸をぬるま湯でこすって取った石鹸液の状態の時、実は石鹸の分子サイズはかなり大きいのだそうです。

そのままでは、細かいお肌のキメの間には入り込めないため汚れが残ってしまいます。

泡立て作業をして、石鹸の分子を極力小さく砕いてあげれば、最後はお肌のキメと言った微細な隙間にも入り込める分子サイズとなり、スッキリと汚れを取り去ってくれるというわけなのです。

洗顔で大切な4つ条件・洗浄力

矛盾してしまいますが、泡立ちがあまり良くない石鹸でも、美肌力の高い良質な石鹸であることがあります。

大切なのは洗浄力。

スッキリ洗い上がり、汚れによるくすみが取れるということなら、OKです。

「洗浄力の弱い石鹸の方が、お肌の潤いと取り過ぎないので良い」という記事を見かけますが、それはちょっと違うと思います。

お肌に汚れ、特に古くなった角質が残ると、お肌の生まれ変わりが遅くなります。生まれ変わりが遅くなったお肌は、みずみずしさを失い乾燥していきます。

しっかり洗うことで古くなった角質を取り去り、常に新しいお肌でいることの方が、みずみずしくいられる上に、若々しい美肌を保つ上で何倍も重要なのです。

ちなみに毛穴の黒ずみは、剥がれ落ちることが出来なかった古い角質が毛穴に落ち込み、それが皮脂と混ざって固まったもの。角栓とも呼ばれますが、実はかなり毛穴の奥深くまでその根を伸ばしていて簡単には治りません。

普段からしっかり洗顔して、古い角質や過酸化脂質(皮脂汚れ=老化の原因の1つ!)ためないようにしてあげてくださいね。

洗顔で大切な4つ条件・刺激が少ない

ナトリウム石鹸(=固形石鹸のことです)を作るのに必要な苛性ソーダは、洗浄などに使う強アルカリ性の劇薬でもあります。

なので、質の良くない石鹸の場合、

完璧に混ぜ合わせなかったり、何かの理由で上手に油脂が苛性ソーダに100%反応していないこともあります。

そうすると、石鹸の中に苛性ソーダが残り、刺激物がある状態になってしまいます。

苛性ソーダが残った石鹸はお肌に刺激を与え肌荒れの原因に。

手作り石鹸がはやっていますが、よほど気をつけて作らないとそうしたトラブルも起きがちです。

また、熟成させることでアルカリを中和することもできます。

ですので、石鹸に詳しい人がキチンと作っているかどうかを、是非チェックして選んでくださいね。

使うほどにかぶれてしまう洗顔石鹸を使っていては、美肌になるなど遠い夢・・・になってしまいますので。

洗顔で大切な4つ条件・泡切れが良い

これは意外と重要です。合成界面活性剤入りの洗顔料で洗うと、ほぼ100%お肌に洗顔料が残っています。

「すすぎは大切!」ということで、何度も何度も洗い流したり、シャワーを強く当てたりすると、

今度はお肌が徐々に、でもとても傷んでいきます。

本来、私たちが自前で持っている天然保湿因子は、潤いのヴェールとして常にお肌を守ってくれ、紫外線や老化も防いでくれていますが、

じゃばじゃぱと繰り返しお肌にお湯を当てることでどんどん天然保湿因子が洗い流されてしまい、結果的に一気に乾燥が進み、それが早すぎる老化や肌荒れを引き起こしてしまうのです。

ちなみに、天然保湿因子として有名なのはセラミドやヒアルロン酸ですが、人の肌にもともとあるものと、人の手で作られたものとでは、その保湿力は雲泥の差。

後から与えるより、自前の物を大切にした方がお肌にはいいのです。

質の良い固形石鹸は、ほんの数回すすぐだけでキレイさっぱり石鹸がお肌から離れていきます。

お肌にも残りにくいので、敏感肌の方もチクチクしたりしにくいわけです。

ということで、あなたの美肌に効く石鹸について少しはお役に立てたでしょうか?

ではまた!

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