ホーム > スキンケア教室 > お肌は甘やかしてはいけないの?お湯で洗うだけのスキンケア
お肌は甘やかしてはいけない?お湯で洗うだけで本当にいいの?

お肌は甘やかしてはいけないの?お湯で洗うだけのスキンケア

こんにちは! ミロビーナ、(有)美ナチュラル代表の木川です。

2~3年前に、美容系の皮膚科のお医者さんが書いた「何もつけない美容法」的な本を買ったことがありました。さすが、肌について詳しい方で、なるほどと目からうろこ情報がいっぱいで、ご本人もファンデーションも何も塗っていないお肌を、その本の表紙にしていらっしゃいました。

私も、30歳から、濃厚ファンデ生活から、ノーファンデ生活に切り替えて、素肌を大切にしている同業者なので、ライバル心を内心メラメラと燃やしながら、読み進めてみました。

お医者さんといえば、国が認めた肌のプロ。しかも、美容皮膚科医ですから、彼女が主張している「本当に何もつけないほうが良い」「自力で皮脂を出す力を育てるべき」は、本当なのか、可能なのか!?

かなりドキドキしながら読んだ覚えがあります。

なぜなら私は、お肌に悩む方をキレイにしたくて、いろいろなスキンケアを素人ながらに研究、販売をしています。もしかして、それって、間違ったことだったの?!と、正直心配になったのです。

悩むくらいだったら、自分で試してみよう!と思い立ち、本に書いてある通りに数週間過ごしてみました。

石鹸を使わず、ぬるま湯で洗顔。その時も、そっと顔にお湯を当て何度も行いません。なぜなら、ぬるま湯をパシャパシャを顔に当てると、自分の持っている皮脂が流れ出てしまうからだそう。お風呂に入ったときも、顔をお湯で洗うなんてことは厳禁・・・!

その後のケアも、先生曰く、世の中のスキンケアはほとんどがお肌に悪い成分が配合されているので、使わないで!みたいな論調だったので、ミロビーナのスキンケアは、悪いものは入っていないので、そこは気にしませんでしたが、

保湿をしなくても、美肌は保てるのか?が知りたくて、自分の皮脂に頼る形で、そのまま過ごしてみました。

ちなみに、その先生も、

「自分が出す皮脂は、どんな保湿剤よりも保湿力が高い」とおっしゃっていました。

で、その結果は・・・

イライラしてたまらなかった!

スキンケアが全然気持ちよくないのです!楽しくもない・・・

唯一のスキンケアが、そ~っとお湯を顔に当てて優しく流すだけ。

洗った後も、ちっとも気持ちよくない。さっぱり感もスッキリ感もないわけなのです。

それまで、洗顔が大切なことは自分なりに分かっていましたから、石鹸を使った洗顔を怠ることはそうありませんが、たまに面倒臭く思うこともありました。

でも、「石鹸で洗っちゃダメ!」「しっかり洗顔してはダメ!」といわれて初めて、私、洗顔でさっぱりしたお肌に癒されていたんだ~という事に、気づいたのです。

洗顔が気持ちいいから、朝も夜も自然と続けることになって、習慣にまでなっていたのですよね。脳科学的にも、気持ちがいいという感覚は習慣化させるうえで非常に重要なのだそう。

また、人の持つセンサーはとても役立つ物で、この気持ちがいいという感覚は、思い込みやまやかしの場合もありますが、たいていは正しく有益な物だと判断している証拠。

気持ちがいい石鹸、気持ちがいい化粧水、気持ちがいいオイルやクリーム、そして気分を良くしてくれる香り・・・。あなたが気持ちがいいと感じるものは、あなたが必要とし、あなたに合っている可能性が高い。

すみません、話しはそれましたが、とりあえずぬるま湯洗顔だけで過ごしていると、やはり本にも書かれていたように、慣れるまでは、お肌が乾燥します。ゴワゴワして細かいシワもできて、毛穴の黒ずみが発生しました。ただ、思ったより肌のくすみは少なかったかもしれません。

問題は、この乾燥状態は、慣れるまでだけで終わるかどうか。慣れたら本当に皮脂がたっぷり十分に出るのか?ということ。最終的な私の結論は、それはない、または、非現実的とだと思いました。

もしかして、数か月目には肌が皮脂を多少は出すようになったかもしれませんが、この神経をものすごく使い、スキンケアが楽しいと思えないこの方法は私には合わなかったし、いい香りのオイルや石鹸でスキンケアを行うこと、それ自体が実は、私の気持ちを豊かにしてくれていたのです。

先生は美容皮膚科医で、いろんな美容器具を取り揃えていらっしゃいます。本の中でも、洗わない、何もつけないスキンケアをしながら、気になる事があれば、美容皮膚科に行って最新機器でお手入れをするべきとありました。

ご自分もそうして、ファンデのいらない美肌を保っていると正直に書かれていました。でも・・・それは、一般的ではないというのが私の最終的な結論。

だったら、外からどんどん保湿して、若々しい素肌を保ったほうが賢い。

女性は特に、卵巣が老化を始める30代前半から急激に皮脂の分泌が減ってきます。そこが本当につらいところですが、年齢に対抗しても仕方ない。無駄な努力です。

それによく考えると、どんなに自力で頑張ろうとしても、そもそもの皮脂の分泌が減ってしまうのですから、お湯で皮脂を守ったとしても、無理な話です。お肌に残った皮脂は酸化して、古くなり、肌を汚して老化まで進めてしまいますし・・・。

信頼できる気持ちの良いスキンケアで、適度に洗顔をして、適度に潤いを与える。美味しいものをバランスよく食べて、適度に体を動かし、良く寝てよく笑う!

そんな生活が、一番美肌効果が高いのではないか、と今は思っています。

でも、あの、辛いぬるま湯洗顔スキンケアをやって、良かった!いろんなことが分かったし、スキンケアで自分が癒されていたことにも気づくことができました。

いろんなスキンケアが世の中にはあります。人によって条件も変わります。

その中で、自分がしたいケア、自分がこれならと思えるスキンケアに出会えるという事は、幸せなこと。

ということで、これからも、あなた様のお肌をよりキレイに、より気持ちよく楽しい好きケアができるよう、頑張っていこうと思います!

ではまた。

関連記事

コメントする

ja日本語
上部へスクロール