こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。
前回は、お肌の乾燥と新陳代謝、つまりターンオーバーについてお話ししました。
お肌が乾燥すると、基底層という新しいお肌を工場に細胞を作る信号が送られにくくなる、その結果、お肌の生まれ変わりが遅くなり、ターンオーバーが遅くなって老化を促進すること。
また、乾燥によってバリアになってもいた潤いーンが減ることでバリア機能が低くなって、お肌が直接ダメージを受け、老化が進んだり、シミができたりしてしまう・・・
そんなお話でした。
では、お肌の乾燥はどうしたら防げるのか?という事を少しお話します。
乾燥肌というのは、もともとの体質であることが原因の一つではありますが、もう一つは自分で乾燥肌にしてしまっている場合です。
それも、割と知らずにそうしてしまっているのが悲しいところ・・・
あなた様も、もし、思い当たることがあればちょっと気を付けてみて下さいね。
まず1つ目は
合成界面活性剤入りの化粧品を使っている場合。
合成界面活性剤には、いろいろな種類があって、裏ラベルの成分表を見ても
「合成界面活性剤」と書いてあるわけではないので、気を付けてください。
では、なぜ合成界面活性剤が、乾燥肌を作るのかというと、合成界面活性剤は、たんぱく質と結合し、たんぱく質を溶かす作用があります。合成界面活性は実にいろいろな物に使われていて、化粧品全般(スキンケアからメイクまで)、他にも代表的な物としては、家庭用洗剤全般です。
洗濯用洗剤についてはよくCMで、「たんぱく汚れを分解!」とか言っていますが、それは合成界面活性がたんぱく質を溶かすことが得意だからです。
つまり、たんぱく質を溶かすことが得意な合成界面活性入りの化粧品を使っていると、私たちのお肌もたんぱく質ですから、徐々にお肌が溶かされていってしまい(本当に少しずつですが)、だんだん、だんだん、お肌の保湿機能が失われていってしまうのです。
結果、自ら乾燥肌を作ってしまっている・・・そんなわけなのです。
以前にも書きましたが、こうして、スキンケアを一生懸命すればするほどお肌を傷め、乾燥肌にしてしまっていることに気づかず頑張ってきた方を思うと、私自身も同じ目にあってますし、悔しい気持ちにです!
ミロビーナでは、ビューティーセサミシリーズをはじめ、月桃シリーズなどどれも合成界面活性不使用の、極力自然にあったときに近い状態で使えるスキンケアを扱っているのは、一つはこうした合成界面活性剤を使わないものをご提供したいからでもあります。
ただ、使用感や使い勝手がよく、そして大量生産ができるので、(合成界面活性剤は非常に安価)お値段もお手頃価格という、使う人のニーズにはこたえることができる製品を、作りやすいのは、合成界面活性剤のメリットという事だと言えますが・・・。
ということで、合成界面活性剤はたくさん種類がありますが、全成分のうち一つでも使っていたらそのスキンケアは使わないことを、オススメします。
ここで少し酵素について簡単にお話ししたいと思います。
酵素も、たんぱく質を溶かしますから、合成界面活性剤と同じでは?と、思われる賢い方がいらっしゃいます。
実は酵素の場合、たんぱく質=細胞 を溶かすのではなく、「古くなった」角質と角質の「接着剤」になってしまっている部分「だけを溶かす」のです。
ミロビーナのビューティーセサミオイルにも、天然酵素がたくさん含まれているので、使い続けているうちに、不要な角質が取れやすくなり、つるつるしたお肌に変わってきます。
そして、新しいお肌が常にお肌表面にある状態が通常になってきますから、潤いを保つ機能もアップ。バリア機能もアップ。
ちょっと自慢になってしまいますが、このセサミオイル、お肌の働きを高める効果があるので、これまで元気がなくて皮脂を十分分泌できていなかったお肌に使うと、だんだん潤えるようになってくるのです。
逆に、オイリーの方が使うと、(最初は、たっぷり使って欲しいのですが)分泌する皮脂の量を調節することもしてくれる、いわゆるバランシング効果まで発揮!
こうしてみてみると、自然の力というものは、こうも緻密なのかと本当に驚かされますね。
二つ目は、熱いお湯、強いシャワー大好きな場合。
私も、本当は熱いお湯を、シャワーでガンガン顔に当てるのが好きなんですが、これは本当にやめたほうが良いうっかりやりがちな習慣です。
お湯の熱さも、もともと持っている天然保湿因子を取り去ってしまうし、強いシャワーもせっかく角質の間にある、天然保湿成分(ナチュラルモイスチュアライジングファクター)を引っ張り出して洗い流してしまうので・・・。
乾燥肌に悩んで、高いスキンケアを使う前に、まずはその二つの習慣、チェックしてみて下さいね。
顔を洗う時に使うお湯の温度は、超ぬるま湯で。触って、あったか~い♪と、<思えない>くらいの温度です。冷たくないけどあったかくもない、そのくらいがお肌にはちょうど良いみたいです。
シャワーを使うときには、できればシャワーを手ですくってそっと洗い流す。それが面倒なら、弱流にしてそっと洗い流す。
そんな感じで、自分が持っている、「何よりも最強の保湿成分」を大切にしてあげてください。
他にもいろいろあるのですが、せっかくセサミオイルの話が出たので、オイルを使った上手な洗顔方法をお一つ。
先にオイルをお肌に塗ってから、石鹸で1度洗いする。
それだけ。
できれば、オイルを塗ってから10分くらいは置いて良く浸透させたり、油性の汚れを溶かし出してから洗うと、毛穴の黒ずみにも効果がありますし、お肌がとてもきれいになります。
汚れは石鹸でキュッとなるまでと、思いがちですし、以前私もそう思ってましたが、私たちのお肌の汚れは油性のものと水性のもの、両方があります。
オイルで浮かせることで、石鹸では取れにくい油性の汚れも浮かび上がらせることが可能。オイルをなじませた後、石鹸で1度だけ洗うと、まだお肌はべたつきがあり、汚れが落ちていないような気がしますが、それで油性の汚れも水性の汚れも十分取れています。
その証拠に、鏡でよく見てみると、毛穴の汚れもキレイになっていたりします。
日本は水が豊富なので、洗い流す=汚れを取るという風に思いがちですし、それは間違いではもちろんないのですが、油分で汚れを取ることができるという事も知っておくと、スキンケアの幅も知識も広がるのではと思います。
他にはもちろん、水分と油分のバランスの取れたスキンケア製品を使う、油分を嫌わず、オイルやクリームでしっかり油分も補う、水をたくさん飲むなども有効です。
でもここでは、普段はなかなか気が付きにくい乾燥対策について、書いてみました。
ということで、ご参考になれば幸いです!
明日からは、ウルウルぷりぷりのお肌でいられますように♪
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた。