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睡眠だけじゃない、CBDには際立つ鎮痛効果があった!

こんにちは、ミロビーナの宮崎尚子です。

乱れた体調を元に戻す、そして整えるチカラがあるCBD。睡眠障害や疲れ、ストレスを改善してくれることはよく知られていますが、実は痛みを抑えるという効果もあると、数々の研究結果が示しています。アメリカでCBDを使う目的として最も一般的なのは「痛みの軽減」なのだそうです。

かくいう私も、長年悩んできた坐骨神経痛がほぼ無くなって「CBDを使ってよかった!」と思っているひとり。このブログを読んでいる人の中にも「痛み」で悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。

今回のブログでは「CBDの鎮痛効果」について紹介したいと思います。

2315万人の日本人が、慢性的な痛みを抱えている

痛みは、体にある傷や炎症など具合の悪い部分を知らせてくれる、人間が生きていくためには無くてはならない機能のひとつ。もちろん原因があれば、それを解決するのが一番ですが、それまでひたすら痛みをガマンするというわけにはいきませんよね。

ムンディファーマという製薬会社による、20歳以上の男女を対象とした大規模調査(2010年)の結果、日本人の成人の4.4人に1人にあたる2315万人が慢性疼痛を抱えていて、そのうちの7割の人が「痛みが適切に緩和されていない」ことが明らかになりました。

ちなみに慢性疼痛の原因となっている病名・症状の1位は腰痛(55.7%)、2位は四十肩・五十肩・肩こり(27.9%)、3位は頭痛・片頭痛(20.7%)という結果でした。

消炎鎮痛薬より効き目は弱いが、副作用や依存性がないCBD

痛みがツラい時には「痛み止めの薬(消炎鎮痛薬)を飲む」というのが一般的な対処法ですが、眠気などの副作用も気になるところです。

がん患者さんは、腫瘍が広がることによる痛み、そして抗がん剤の副作用としての神経痛や関節痛に悩んでいる人がいて、その際、オピオイド系の鎮痛薬が使われることが多いのですが、嘔吐や便秘、眠気、幻覚、呼吸抑制といった数多くの副作用があります。

またオピオイド系鎮痛薬は、効き目が次第に少なくなる耐性、精神的もしくは身体的な依存性も心配されています。

これらの鎮痛薬に比べるとCBDの鎮痛効果は高くはありませんが、「副作用や依存性が無い」という利点があります。

実は私も胃が弱く、ロキソプロフェンを使うと強い吐き気が起こるため、痛みがある時は効き目が弱いけれど副作用が弱い鎮痛薬しか使っていないのですが、CBDは吐き気も眠気も起きないので普段から安心して使っています。

神経痛には鎮痛薬が効きにくい

「神経痛」とは、なんらかの原因で感覚神経が刺激を受け、異常に興奮することで感じる痛み(しびれも含む)です。代表的な神経痛には、坐骨神経痛・肋間神経痛・頚椎症・帯状疱疹後神経痛・糖尿病神経障害があります。

神経痛は一般的な消炎鎮痛薬が効きにくいので、痛みを伝える物質(神経伝達物質)の過剰放出を抑えて痛みをやわらげる「神経障害性疼痛治療薬」が処方される場合があります。これらは抗てんかん薬や抗うつ薬としても使われている薬剤です。

CBDは神経細胞の異常な興奮を抑えて、神経痛をやわらげる効果があると考えられていて、これまで数々の研究が世界的に行われてきました。

これまで、このブログでCBDが体を整える仕組みとして「エンドカンナビノイドシステム」について触れてきましたが、神経細胞の異常な興奮を抑えるのは、体内で作られるカンナビノイド(内因性カンナビノイド)の役割です。

加齢やストレスで減ってしまった内因性カンナビノイドを植物性カンナビノイドであるCBDで補うことで、神経痛が軽減される可能性があると考えられています。

薬に効能と副作用があるのは当然で、きちんと理解した上で上手に使うのが良いと思いますが、副作用が強く出てしまう人は健康増進も兼ねて、CBDを試してみるのもいいかもしれません。

<参考資料>
=書籍=
「お医者さんがする大麻とCBDの話」正高佑志 著(彩図社)
「CBDのすべて」アイリーン・コニェツニー ローレン・ウィルソン著 三木直子 訳(晶文社)

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