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「敏感肌とは、本来良い肌質」といえるその理由

こんにちは! (有)美ナチュラル、ミロビーナの木川です。

今日は、敏感肌について考えてみたいと思います。

私が、初めて敏感肌について強い関心を持ったのは、初めて就職した美容部員だった時。

フランスの高級スキンケアの会社で、デパートで制服を着てお客様のお肌を機械で診断し、お肌細胞を活性化するという乳液を、イオン導入してお肌に入れ込んであげます。その後、化粧品の販売を行うというのが、主な仕事でした。

お肌の弱いお客様も一定数いらっしゃいましたが、そのメーカーのお客様はもともとが美肌というより、お肌に悩んで通っている方が多くて、抜けるような美肌という方はあまりいらっしゃいませんでしたし、今思うと、その化粧品もそこまでの効果のないものだったという事になりますけど・・・。

そんな中、仲間の美容部員で、生まれつき真っ白、超きめの細かいすごい美肌の人がいました。その人は、落ち着いた説得力のある話し方と、その超美肌を武器に、(おまけにすごい美人!)ものすごい売り上げを上げていて、その方は年下でしたが、当時の私の憧れでもありました。

そんな彼女と、同じセクションになり話をするようになったのですが、驚くことに彼女は、超が付くほど敏感肌で、スキンケアやコスメが大好きなのに、あれこれ試せないんだとか。

そんな中、当時、敏感肌についてこのように学びました。

敏感肌の多くが、皮膚が薄く皮脂の分泌も少な目で乾燥しやすく、傷もつきやすい。また、一方で、皮膚が薄く色白なことが多く、肌には透明感があり美肌の方が多い。ということ。

特に、皮膚が薄いとか皮脂の分泌が少ないというわけでないけれど、新しい化粧品にはかぶれやすい、どんな化粧品でも使えるわけではないというお肌の方も、もちろんいらっしゃいます。

でも、共通して言えるのが、どちらの敏感肌タイプの方でも、自分の敏感肌を劣った肌質であり、マイナスに考えているということ。

「私って、敏感肌なんですよ~♪」と、自慢げに言う人には・・・とりあえず今までには出会ったことがありません(笑)

確かに、体調によって急に赤くなったりかぶれたり、ちょっと新しいスキンケアやメイクを試しただけで、腫れてしまうなど、厄介で大変なことは間違いありません。

でも、実は敏感肌というのは、肌に悪いものを誰よりも敏感にキャッチできる「良質なお肌」とも言えます。まあ、あんまり嬉しくない方法でお知らせしてくれるので、厄介に思ってしまいますが、でも、その繊細なセンサーで、お肌や体に悪いものが入り込まないよう、全力で守ってくれている、そう考えるとすごいですよね!

だから、敏感肌の方は、ケミカルコスメによる肌ダメージが少ないことが多く、キレイなお状態を保っている方が多いように思います。

ただ、乾燥しやすいので、乾燥による老化は残念ながら普通肌~脂性肌の方に比べて早いです。目の周りのシワなどは、敏感肌の方はどうしても多くなりがちです。保湿は、過剰と思えるほどしっかりを行ってほしいと思います。

冒頭にお話しした、私のあこがれだった超美肌の方に、本当に偶然、20年ぶりくらいにお会いしたのですが、相変わらず美人でしたが、やはり年齢と比べてかなりシワが多いように思いました。

敏感肌の方が一番反応してしまうのは、やはりケミカルな成分。かぶれることで肌にダメージが起きますので、なるべくかぶれや過剰反応は起こして欲しくありません。

なので、どの肌質の方にももちろん100%ナチュラルなスキンケアで、自然界にない不自然な物をお肌に入れて欲しくはないのですが、この敏感肌の方には特にケミカル成分を触れてほしくないと思います。

ファンデーションなどはケミカル成分の塊ですから、特に避けて欲しい・・・。

敏感肌はセンサーが繊細で敏感ですから、反応を引き起こす可能性の高いものを、何度も繰り返し触れさせることで、だんだん細胞が反応を起こすことに疲れて来て、やがて混乱が生じ、大丈夫なのか、だめなのかの判断が上手にできなくなってしまうことがあります。

そうなると、極端なことを言うと、なんにでも過剰反応をするようになり、ひどいと何もつけられなくなってしまう可能性もあるのです。

天然成分だからといって、100%安全かというともちろんそうは言いきれませんが、もともと自然界の物質ではなく、最後には分解できるのかできないのかも分からないケミカルな成分が、少しずつ少しずつ、お肌に蓄積していくよりはよっぽど安心感が高いと言えます。

天然成分は、自然の循環に組み込まれていますから、いつかは分解されて排出され土に返ってきます。敏感肌は皮膚が薄いので、入り込みやすいと言ことも、一言付け加えておきたいと思います。

次回は、天然成分についてもう少し説明を加えた記事を投稿してみたいと思ってます。

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

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