こんにちは!
ミロビーナ、のんこ店長です。
日に日に紫外線が強くなり、日差しの下で歩くことに、恐怖に感じる方もいらっしゃるのかなと思います。
紫外線といえば、シミや老化を促進してしまう困った面と同時に、私たちのエネルギーを高め、生命にとって必要不可欠な働きもある大切な物。
自然界において、強い紫外線の下で光合成を行いながら育つ植物には、抗酸化成分を自ら生み出し、それにより紫外線によるダメージを防ぎ、さらに受けた害ですら無毒化する事を、毎日当たり前におこなっています。
生きている限り酸化からは逃れられない
私たちも、紫外線だけでなく、実は酸素に触れるだけでも皮脂や細胞は酸化します。呼吸によって酸素をたくさん取り入れるのは一見良いことのように思いますが、これも酸素なので、実は体内を酸化させてしまうリスクがあります。
さらに、栄養不足、ストレス、睡眠不足などは、さらに大きく酸化を促進させてしまう要因です。
つまり・・・私たちは生きている限りはどうしても、[酸化]が追いかけてくる、そんな[酸化]との関係があるのです。
酸化は老化を促進させる
酸化にも実は、ウイルスを攻撃するなど(フリーラジカル)、いい面もありますが、これは諸刃の剣で、同時に私たちの細胞を錆びさせてしまいます。「錆びる」といっても、イメージがわきにくいですよね。
つまり、これまでみずみずしく元気だった細胞が、錆びて(酸化して)、しわしわ、ヨレヨレになってしまうというとお分かり頂けると思います。
老化=酸化
老化防止=抗酸化(酸化をさせない)
と言われるのは、そうしたことがあるからなのです。
でも、私たちには新陳代謝という、素晴らしい体内システムがあります!
健康で若いお肌であれば、28日に1回、酸化して、しわしわヨレヨレになってしまった[老化細胞]も、生まれたての[赤ちゃん細胞]に生まれ変わってくれます。
ただ、残念なことに加齢や、生活習慣、お使いのスキンケア製品の影響で、その大切な新陳代謝が、グンと遅くなり、錆びたお肌細胞が残りがちになり、シミやシワ、たるみなどの老化が進んでしまいます。
中年以降でよく言われるのが、28日+年齢が新陳代謝のサイクル。人によって差もありますが、放置している場合は、相当かかっているということは間違いありません。
シミ発生のメカニズム
紫外線の影響で一番有名なのは、[シミ]ですよね。
メラニンの発生は、実はお肌や体を守るために必要不可欠なことで、この働きがないと蛍光灯の弱い紫外線の下でもやけどをしてしまいます。
メラニンは、紫外線やその他の刺激を受けるとメラノサイトという細胞がメラニンを生産し、お肌を守ろうとします。通常であれば、その刺激が去ることでメラニンが注入された細胞が新陳代謝によって剥がれ落ち、いつもの白肌にもどります。
ところが、新陳代謝のスピードが衰えるとなかなか排出されないメラニンが、お肌細胞に残留し、その結果、色素沈着し、シミになってしまうのです。
もう一つ、メラニンが注入されて黒くなった細胞が酸化した場合、その酸化物がなぜか、メラニンをぎゅっ~っとつかんで離さず、外に排出させてくれなくなってしまいます。
なので、シミ対策で大切なのは、お肌の生まれ変わり(新陳代謝)のスピードを正常にする、
そして、これを抗酸化といいますが、お肌の酸化を取り除く、あるいは酸化させないことになります。
シミと似ている老化のメカニズム
シミのメカニズムと老化のメカニズムはよく似ています。
老化も新陳代謝が衰え、ダメージ受けたお肌がいつまでも古いままでいることでシミ、しわ、たるみなどが進んでしまうこと。
そのダメージは、細胞の酸化(=炎症)による事が多いとされています。
もちろん、他にもポリアミンの量、遺伝、腸内環境など様々な要因がありますが、お肌を美しく保つ二大要素としては、新陳代謝と、抗酸化、この二つは絶対的に必要不可欠だ、ということになります。
代表的な美肌アロマ、ラベンダー
先ほど自然界には、自前の抗酸化成分を持っていて、いくつかの植物にはその成分が豊富であるということを、お話しましたが、美肌アロマとしてあまりにもポピュラーなラベンダー。
この精油には、高い抗酸化力と、細胞成長促進作用というものがあります。
特筆すべきは、細胞成長促進作用です。これは、表皮層の最下層には、お肌細胞を新しく作る工場である[基底層]があります。ラベンダーはそこに作用して必要に応じて新しい細胞を作るのを促してくれるのです。
その結果、新陳代謝のスピードがアップし、美しい素肌を保つ効果をもたらします。
他にも、細胞成長促進作用のある、アロマ精油として、
ネロリ、フランキンセンス、パチュリが有名です。他にも、ゼラニウム、パルマローザなども細胞成長促進作用があるとされています。
ラベンダー精油はまた、肌への刺激が少なくマイルドなため、多くの肌質に対応できる性質もあり、シミや肌老化に悩む多くの方に最適なアロマなため、多くのスキンケア化粧品に配合されています。
少し話はそれますが、加齢により皮脂の分泌が減りお肌の乾燥が進んでしまいますが、ラベンダーには、角質層の水分量を増やす働きがあることも分かっています。お肌の潤いと、新陳代謝にも大きな関わりがありますから、やはりラベンダーというのは、素晴らしい美肌エッセンスなのだと思います。
もう一つの、美肌植物 ゴマ(セサミ)
シミ、老化対策に重要な、抗酸化力と、新陳代謝。実は、ふだんあなたが食べているゴマ油にも、ラベンダーと似た効能があるんです。使い方は、オーガニックのゴマ油をお肌に塗って、スキンケアオイルとして使います。
ただ食用ゴマオイルは、途中何度も加熱し、成分も大きく変わっているため、お肌に直接塗るのは絶対にNG。もちろん、ゴマアレルギーのある方も使わないでくださいね。
ゴマに抗酸化作用があるのは有名ですが、その理由はゴマリグナン類という植物の中では最高位の抗酸化作用を持つ成分が豊富であると言うこと。
中でも、今やすっかり有名になったセサミン(ゴマリグナン類の一つ)。セサミンの抗酸化力は非常に高く、人気サプリメントの主成分としても有名ですよね。
ゴマは、乾燥し、強い紫外線の降り注ぐアフリカやインド、スリランカなど、過酷な環境原産の植物のため、抗酸化力の高い成分を種類も量も豊富に持っています。
そんなゴマを搾って作る、スキンケア用のセサミオイルにも、強力な抗酸化力のあるゴマリグナン類の他に、ビタミンE(トコトリフェノール)も多く含んで居ます。(もちろんセサミンも)
また、セサミオイルには、お肌の生まれ変わりに必要なオメガ3が含まれていることも新陳代謝の促進に役立っています。
また、超低温で圧搾したセサミオイルには、酵素がそのまま含まれているものがあり、酵素は細胞のミトコンドリアに働きかけることで、新しい細胞が作られる働きをサポート。
そのダブルの働きにより、セサミオイルにはシミや老化を遅らせ、美しい素肌を保つ、そんな働きを期待することができます。
セサミオイルに、ラベンダーをブレンドしてみる
オーガニックでお肌に影響のあるケミカル成分が排除された質の良い、できるだけ超低温圧搾で作られたセサミオイルに、ラベンダーのエッセンシャルオイルを1%以下でブレンドすると、理想的な美肌オイルを作ることができます。
あなたも、ぜひ、お試しになって「ゴマがお肌に効くなんて!」という未知なる体験をしてみてくださいね。
自分で作るのは・・・という方は、こんな製品もあります。