こんにちは、ミロビーナの宮崎尚子です。
2月4日から北京オリンピックが、3月4日からは北京パラリンピックが開催されます。未だコロナ禍で落ち着かない日が続きますが、アスリートのみなさんの活躍には胸躍るものがありますよね。
健康や美容に良い影響をもたらすCBD、実はスポーツ界からも熱い視線を集めています。今回は「スポーツ界においてCBDがどのように使われているのか」をご紹介したいと思います。
「抗炎症作用」と「精神安定作用」で、アスリートをサポート
CBDは体内のホメオスタシス(恒常性)の維持を助けることで、様々な効果を発揮しますが、スポーツ界から注目される理由は、その「抗炎症作用」と「精神安定作用」です。
激しいトレーニングをすることで筋肉は疲労し、炎症を起こしている状態になりますが、CBDの抗炎症作用より、炎症を軽減し回復を早めることが期待されます。もちろん怪我をした場合の炎症にも有効だと思われます。
またCBDは、神経、筋肉などの痛みをやわらげることができ、数々の研究から「鎮痛剤の処方量を減らすことが可能」という報告がされています。
鎮痛剤には、副作用があるものが多く、依存症になるケースも多いのですが、CBDを用いることでこうしたリスクを避けることができるなら、アスリートにとっては大きなメリットとなるでしょう。
そして「精神安定作用」。スポーツ選手にとって適度な緊張は、高いパフォーマンスをあげるために必要なものですが、あまりに緊張が強すぎると、実力をうまく出すことができません。
CBDはホメオスタシス(恒常性)を維持するのを助けるものですので、リラックスしすぎることなく、過度な緊張をやわらげ、良い状態に整える効果が期待できます。
「CBDはドーピングにならない」と国際基準に明記
欧米のスポーツ界では、抗炎症、鎮痛を目的にCBD配合のクリームやバームを使ったり、精神を落ち着かせるためにCBD入りのグミを摂取したりというように、アスリートたちがCBD製品を積極的に取り入れています。
日本でも、早稲田大学のレスリング部で体のメンテナンスのために選手たちがCBDオイルを活用しているそうで、今後は欧米に習って、CBD製品の活用が進んでいくことでしょう。
WADA(世界アンチ・ドーピング機構)が発表した2022年の国際基準において、「大麻由来の成分は禁止だが、CBDのみ例外」とされているので、CBDはその使用を認められています。
しかし法律上は合法であるCBGやCBNといったカンナビノイドは、ドーピング検査では陽性となってしまうので、CBD単体から作られた製品(アイソレート)を使用するほうがよいです。
ちなみにミロビーナで扱っているメリージェーン社のCBDドロップスは、CBD単体から作られた製品(アイソレート)なので、アスリートの方も安心して使うことができますよ。
<参考資料>
=WEBサイト=
公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構=
https://www.playtruejapan.org
世界アンチ・ドーピング規程2022 禁止表 国際基準
https://www.playtruejapan.org/entry_img/2022list_prohibited_v2.pdf
=書籍=
「お医者さんがする大麻とCBDの話」正高佑志 著(彩図社)
「CBDのすべて」アイリーン・コニェツニー ローレン・ウィルソン著 三木直子 訳(晶文社)