こんにちは!(有)美ナチュラル代表の木川です。
ミロビーナでは、固形石鹸での洗顔をとても大切に考えています。今日は、本当にキレイになれる洗顔について、考えてみたいと思います。
という事で、今日はその第4弾です。
これまで、
1)一日2回、朝起きた後と、一日過ごした後の夜の2回、洗顔する。
2)固形石鹸を使うこと。洗顔フォーム、ジェルなどはお肌を荒らす原因です。
3)毛穴が気になるからと言って、ディープクレンジングと称して、洗い流せるタイプのクレンジングは一切使わないでください。
4)十分に泡立てて、洗浄成分が残らないように、完全にすべて洗い流します。
の途中、「泡立てて洗うところ」までを、なぜなのか含め、詳しくご説明しました。
これまでに、洗顔のコツはだいぶん習得できたと思います。もしかして、昨日よりずっとお肌がキレイになったと感じている方も、いらっしゃるかもしれません。
そうだととても嬉しいのですが!
今回は、続きの
4)洗浄成分が残らないように、完全にすべて洗い流します。
5)顔を拭くタオルは、できるだけお肌に刺激の少ない柔らかいものを。また、柔軟剤や香料の入っていないもので。
の二つを、詳しくご説明。きれいになれる洗顔が完璧になりますから!
ということで、早速始めたいと思います。
必要な回数を、良い石鹸で、良い泡を立てて洗う。
これだけでは、実はまだ乱れがちなお肌のキメを整えて、美肌に導く洗顔方法にするには、あと少しテクニックが足りていません。
まず、お湯の温度。
気をつけて欲しいのは、今より低い温度で洗ってほしいという事です。たいていの方は、
「あったか~い♪」と、思える温度のお湯を使っていると思いますが、それでは高すぎなのです。
温度が高いと、溶ける石鹸分が増え、泡立ちが良くなり、洗浄力が高まり、メリットもありますが、お肌は意外とお湯に弱く、自分が持っている保湿成分が流れ出てしまうのです。
「じゃあ、その後の保湿をしっかりやればいいのでは?」
と思うのは当然ですが、実はここにも人間のすごさというか、意外な事実がありまして、
私たちが自分で作り分泌している天然保湿因子、ナチュラル・モイスチャライジング・ファクターズ(MMF)は、実はどんな保湿成分よりも強力な保湿力を持っているのです。
天然保湿因子には、いろいろな保湿成分が混ざっていますが、有名なのがヒアルロン酸。強力な保湿力があることで有名ですよね。保湿化粧品にも良く配合されています。
このヒアルロン酸、自分で作りだしているものと、何かから抽出して作ったものとでは実はその保湿力に数倍の差があるのです。
意外なことに、私たちが自ら作りだしているヒアルロン酸のほうが、ずっと強力にお肌を保湿してくれるのです!すごい、自分!
同じことが、その他の天然保湿因子、例えばセラミドやアミノ酸にも言えまして、だから自前の保湿成分は極力大切にしたほうが良いのです。
そんな、ナチュラル・モイスチャライジング・ファクターズ(MMF)を、できるだけ維持するには、顔を洗うときのお湯の温度を低めにすること。
体温より少し低めが、目安です。手で触って「あったか~い」は×で、「冷たくないけど、あったかくもない」と思えるくらい。
意外と低いんですよね。あったかいほうが気持ちいいですけど、そこはお肌の潤いのために意識を切り替えてみて下さいね。
そしてもう一つは、お湯の顔への当て方。
これも気持ちがいいので止めたくないのですが、シャワーを直接顔に当てるのは、天然保湿因子が流れ出てしまう大きな原因の一つ!
疲れた時に、熱~いシャワーを顔に当てるのってホントに気持ちいいのですが、この方法を続けていると、すごくシワになりやすくなります。
思い当たる方は、今夜から優しい方法に変えてあげてくださいね。
シャワーを使ってすすぐときは、水流を弱くしてあげればOK。同時に、すすぐとき、早くすすぎたいからと言って、お肌をこすりすぎるのも厳禁。刺激になるだけでなく、天然保湿因子(NMF)も、流れ出しやすくなります。
これを習慣づけるだけでも、お風呂上がりのお肌のしっとり感が結構変わります。
すすぎという言葉が出てきたので、今度はすすぎについて、少し突っ込んだお話しをしたいと思います。
ようやくここまで洗顔が進み、洗い流すだけとなったわけですが、どうですか?あなたの使っている洗顔料は、さっと洗い流せますか?
洗い流した後、お肌に何も残っていませんか?お肌に良い石鹸でも、お肌に石鹸成分が残っていると、肌荒れの原因になるので、首や顎までついた泡も、しっかりキレイに完全に洗い流すようにします。
また、合成界面活性剤入りの洗顔料では、このすすぎをキチンと行うことができません。石鹸の特徴は、泡切れが良く成分がお肌の残りにくいこと。
特に、丁寧に作られた上質な石鹸ほど、潤い成分が含まれていたとしても、石鹸成分はサッと素早くすすがれ、洗いあがりのお肌はさっぱりスッキリするものです。
ところが、合成界面活性剤はお肌に刺激があり、体内に入り込みやすく分解されずに蓄積されていく・・・と、問題はそれだけではなく、
10回すすいでも、20回すすいでもキレイに洗い流されずお肌に残ってしまう、その粘着性なのです。余談ですが歯磨きも合成界面活性剤が主流で、すすぎを何回やっても残っています。怖いので、私はそういう歯磨きはもう何年も使ってません。
お肌は、そんなに何度もすすいだら、大切なナチュラルモイスチュアライジングファクターが、流れ去ってしまうし、刺激物が肌に残っている状態(体内に浸透もします)ですので、長く使っているうちに、アトピーや湿疹、シミやシワ、毛穴の開きなども引き起こしてしまいます。
もし、洗顔料やボディーソープを使ったとき
「洗いあがりがつっぱらない」
「すすいでもヌルヌルしていて、保湿効果があるのね」
と、思っていたとしたら、残念ながら全くの思い違いなのです。合成界面活性剤が残っているだけ・・・だったです。
【質の良い天然原料の石鹸を使い、ぬるま湯で短い時間で完全に洗い流す】
これが、私たちのお肌、健康、そして環境にとってシンプルだけど最適な洗顔方法です。
最後に、すすぎを終え顔を拭く方法について。
5)顔を拭くタオルは、できるだけお肌に刺激の少ない柔らかいものを。また、柔軟剤や香料の入っていないもので。
ということですが、お肌は刺激に弱く、こすらなくても、固いタオルを使っているだけで、メラニンを刺激してシミを作りやすくしてしまいます。
とにかく柔らかく、キメの細かい、吸水性の良いタオルを使い、お肌にそっと押し当てるようにして水分を吸い取ってあげます。
ゴシゴシしたり、左右上下にタオルを動かすのは厳禁!
温泉などでもらえる、薄くて固いタオルでいつも顔を拭いていた方は、自分へのご褒美としてでも、柔らかいタオルを新調していただけるといいなと思います。
最近は、顔専用タオルというものも登場していて、ミロビーナ的にはすごくいいなと思っています。顔は顔専用タオルで拭くのが当たりまえ、になってくれれば、キレイなお肌の方がもっと増えるかもしれません。
最後の最後に、柔軟剤や人工香料の強い洗剤は使わないこと。タオルはふっくらするかもしれませんが、柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、お肌にも刺激になります。
人工香料は、これまでの人類には未知の化学成分です。タオルで香りのケミカル成分がお肌に付着、また、香り分子は軽いですから飛んできます。
それを鼻から吸って体内に取り込んでいるわけですから、体にとっては思っているより問題のある物質。人によっては長く使うことで、何年後かに突然アレルギーを引き起こすこともあります。 香りは極力、私たちがDNAに組み込まれ対処が分かっているので、自然のものを使う習慣をつけていただければと思います。
以上、これで一応、キレイになるための洗顔方法について完結です。また、最新情報を入手したり、新しい方法を考えを見つけた時には、随時、ブログにもアップし、内容をグレードアップできればと思っています。
理屈はこんなに長くなりましたらが、やり方はどれも簡単で面倒なこともなし。ぜひ、キレイなお肌になってくださいね!
ではまた。